高齢者介護

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高齢者介護のページ作成にあたって

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高齢者介護のページ作成にあたって

【初めてホームページを作る】

このホームページは、私にとって、初めて作成したものとなります。ですから、読みにくかったり、見苦しい点は多々あろうかと思います。

TOPページでは、このホームページを見て下さる方の位置づけを、5つのタイプで想像しているのですが、私自身は、高齢者、介護、保健、福祉、医療などの業界には全く携わっていない、言わば「シロウト」であります。

必ずしも、その道のプロでなくても、情報を発信することが出来る。インターネットの魅力の一つだと思います。

ただし、介護保険に関しては、「利用者家族」としての経験はあります。

私の祖父母4人は全員亡くなっていますが、そのうち、2人が介護保険を利用し、サービスを受けさせてもらいました。

通所介護とショートステイなどを利用していたのですが、介護事業者の方々は大変良くしてくれました。祖母の方はアルツハイマー型の認知症があり、祖父は、認知症こそないものの、90歳を超え、一人では身の回りのことが出来ず、家族だけで世話をするのは並大抵ではない状況だったので、大変助けられました。

祖母は、アルツハイマー型認知症がかなり進行し、後にショートステイを利用していた介護老人福祉施設に入所したのですが、孫の私が施設の玄関に立っただけで、にこにこしながら這って私の方へ来ます。しかし、名前は従兄弟と間違えています(悲)。が、今思えば、これでもちゃんと私のことを覚えていたんだと思えます。



主たる介護者は、長男の嫁。つまり私の叔母さんなのですが、叔母が用事のある日は私の母親が介護を行っていました。私の父(次男)の親なのですが、両祖父母の介護から帰って来たときの疲労困ぱいの様子は忘れられません。


私は、施設入所時に時々顔を見せに行き、車椅子を押して散歩をしたり、話したりする程度でしたが、それ以外は要介護認定申請の手続きであるとか、高額介護サービス費の申請、利用負担限度額申請など、介護保険関係の手続きなどを手伝っていたのですが、こういったことも、介護保険制度の研究のきっかけになったと思います。




【介護保険制度などの研究にあたって】

まずは、市区町村「保険者」への突撃取材です。そこで、片っ端からパンフレットを頂き、これらを参考にしています。難しい本、介護報酬の解釈本や、介護保険六法など、ページをめくっただけで目が回るので、全く読んでいません。

市区町村担当者さんから頂いたパンフレットを、相当な数や種類参考にしています。

これらのパンフレットは、絵などを随所にちりばめ、利用者さんに分かりやすく解説しています。

このサイトでは、介護サービス費用のめやすなど、敢えて、省略して記載していますが、パンフレットではもっと詳細に記載され、サービス内容のも、絵と文章とで説明されているので、頭の中でイメージしやすいです。


また、取材では、「介護保険施行準備から、人事異動にかからず、ずーっとこの係をやっているよ」という市職員の方と出会うことが出来たため、施行準備の時の思い出話を参考に、「超高齢社会への準備〜介護保険施行準備」の部分での物語を書くことが出来ました。私の方で下手な色付けはしています。



【サービス事業者の潜入調査】

なんだかスパイのようですが、これは、出入り自由な施設などに勝手に入って、迷惑にならないように見学したり、職員の方に話を聞いたりしただけです。本当は事前にお願いするとか、許可を得るなどするのが筋です。
これは大変無礼な行動であり、皆さんは絶対に真似をしないで下さいね。今思い出しても恥ずかしいし、私も後で随分反省しました。

介護施設等の見学は、事前に申し出て、先方の都合を聞くなどした上で行うべきです。

とは言え、この施設は、こんな状況でも親切に対応してくれたので、「ここなら大丈夫だ」と確信して、それまで祖父、祖母は別事業者の通所介護のみだったのだけれど、この施設のショートステイ利用につなげることができました。こういったご縁で「利用者」になったのです。

祖父母の利用の際、利用者家族として合法的に、色々見ることも出来ました。色々な利用者さんがいて、その状態も様々です。職員さんも様々です。他の利用者家族の方とも意見交換できたりしました。

サービス事業所に勤務する友人からも色々話を聞きました・・・とは言え、これは介護に関することではなくて、あまりこのサイトの内容に寄与していませんが、大変な職場であり、キツい職場であり、劣悪な待遇で勤務している者、正職員として、そこそこの待遇の者といった格差や差別待遇なども合わさり、派閥などのシガラミが出来て、良好な人間関係を維持することが難しいとの愚痴を聞かされたに過ぎません。


全ての介護の職場がこのようなものかは分かりませんが、介護は、体力、精神力、技術を要求される仕事であるので、メンタルヘルス対策なども非常に重要と考えます。


オーバーワークと低賃金といった条件が重なれば、どんな業種であっても、険悪な雰囲気の職場になるのは当然かなという気はします。




【当サイトの立場、視点】

当サイトは、利用者、事業者、行政の三者を、一貫して中立の立場をとっています。これは、すなわち「行政びいき」に見えてしまうわけです。

本来なら、制度改悪について、含むところは「一般人」であれば当然あるのですが、敢えて批判するようなことは書いていません。

介護職員の賃金が安い・・・これは、事業者「経営者」が努力しても、現在の介護報酬の仕組みではどうしょうもないというのが現実なのです。

介護報酬、人員、定員などから計算すればおのずとわかります。

これでは、良い人材は育ちませんし、「福祉の志」だけで飯は食えないのが現実です。

国は福祉を軽く見ているのは明白だと、実は感じています。

「財政が・・・」と言いながら、ハコモノなどには惜しみなくお金をつぎ込むなどの矛盾があります。


これは、利用者側からみても不安なことです。

現在の「弱者切捨て」の構造を、何とかしてほしい・・・そう願うものであります。

少し愚痴は言ってしまいましたが、現在の「介護予防型システム」が、どのような成果をあげるのか、推移を見守りながら、制度改正などのたびにこのサイトを更新していきたいと考えています。



【将来が心配だ〜 親の介護】


私の両親は、ありがたいことに、現在は元気で何事もなく暮らしています。

私が子供の頃は、親は強い、親は正しい、自分は、この両親に守られている・・・心強い、保護者でありました。
色々な境遇の方がおり、全ての方がこうではないでしょうが、私自身は、このように、恵まれた境遇で育ってきたことに感謝しています。

今、両親は60歳を超えたところであり、高齢者と呼ぶには少し早いのですが、子供の頃感じた「強い私の保護者」ではなく、だんだんと、小さくなってきていることに気づきます。

「親孝行、したい時に親はなし」という言葉、以前よく言われていました。

将来、自分の親も、要介護状態になるのかな?

介護保険制度は、介護予防に重点を置いたものになってきていますが、それらを活用したとしても、やはり、100%避けられるものではないと、だれもが思うことでありましょう。

親の介護は、「親孝行の最後のチャンス」なのかもしれません。


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